北京で環境ボランティア活動を行っているBEV-NET(北京環境ボランティアネットワーク)のBさん、有機農法を行っている農家を支援する活動を行っている北京ファーマーズマーケットのUさん、そして食育に関する活動も行っているロイヤルクイーンのIさんの3者主催の農園ツアーに参加した。
行先は、昌平区小湯山にある「潤田(じゅんた)農園」。
ここは、無農薬・無化学肥料で、循環型農法での野菜作りを行っている、日本のジャパンバイオファームの小祝農法を利用した有機農場。
▼ジャパンバイオファームHP
農園の経営者は日本留学経験があるモンゴル族の方で、日本語が話せるということ、また、日本の技術が採用されており、今年の5月1日から、野菜の宅配サービスが始まったばかり、ということで、実際に農園を見せて頂きに行ったのだ。
この日、主催の方の呼びかけに応じて参加したのは、大人19名、子供10名。
市内に集合し、大型バスに乗って出発!
道が空いていたこともあり、燕莎橋の交差点から農園まで約40分で到着した。
この農園は、2年前から堆肥などで土づくりから開始し、今年初めて野菜を栽培。2011年5月1日から宅配サービスを開始した、ということで、まだ動き出したばかりの農園。
農園を経営されているのは、賽音(サイイン)さんという女性とその御主人。
そして、日中蒙農業交流協会の技術者で、ジャパンバイオファームの竹田恭一さんと、信州大学名誉教授・農学博士の酒井信一先生が農業技術の指導をしていらっしゃる。
竹田さんはこの農場に長期滞在されていらっしゃるが、酒井先生は月に2度ほどのペースで農園を訪問され、技術アドバイスをされているということだったが、今回我々の訪問に合わせて、予定を早めて北京に来て下さったそうだ。
3名の方に入口で出迎えて頂き、まずはゲストハウスに入った。
一歩足を踏み入れた途端、新鮮な野菜の香り!
「うわ〜!」
と歓声を上げる我々に、農園の方が、
「食べていいですよ」
と言って下さったので、生の野菜をそのままガブリと齧る。
トマトは甘〜い!
味が濃くて美味しい。
そして、ピーマン!
日本のピーマンとはこれはもう別物。
大きさはパプリカぐらいあって、肉厚で、甘くて水分が多くてジューシー。
まぁ、ピーマンというより、パプリカだね。
生のまま齧っても甘くて美味しい。
これはスゴイ。
その後、施設内見学。
酒井先生が、我々の訪問のために漬けて下さった“ぬか漬け”を見る。
“ぬか漬け”を知らない子供も多かったのか、子供たちからは、
「クサーイ!」
の声が・・・。
施設を見せて頂いた後は、いよいよ農園見学へGO!
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まずは、リンゴのエリアが続く。
2年目の樹なので、実が取れるようになるにはまだ数年かかるそう。
いよいよ、ハウスが見えてきた。
ここには、ビニールハウスがなんと40棟もある。
最初のハウスは・・・
鶏になりかけの、ヒヨコちゃんたちが住んでた。
大きなハウスの中を自由に走り回るヒヨコちゃんたち。
子供たちも大喜び♪
まだ2カ月ぐらいのヒヨコだけど、半年もすれば卵を産むようになるとか。
卵を産み始めれば、宅配品目の中に卵が入るらしい。
新鮮安心卵!
楽しみ〜☆
ヒヨコちゃんたちのエサは、クズ野菜やトウモロコシの廃棄部分など、これもちゃんと農園の循環型の中に入っている。
農園で人間が食べなかった野菜を鶏が食べ、鶏糞は立派な肥料に。
無駄が無い。
ではでは、いよいよハウスの中に入る。
食べていいですよ〜、と言って下さったので、成っているトマトをブチっと摘み取り、パクリ。
トマト特有の青い香りがふわ〜っと広がる。
甘〜い!
摘みたてトマトを食べられるなんて、贅沢!
子供たちも喜んで食べていた。
摘んで食べる、って、楽しいもんね〜。
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暖気完備。
日本だとビニールハウスってカマボコ型のイメージだけど、
北京では、北側はレンガの壁になっている。
夏場は風が通らなくて暑いのだけど、冬の防寒対策なのだそうだ。
冬場は零下20℃以下になることもあるもんね。
ハウスの外側に横たわっている“棒”は、
寒くなってきたらハウスに覆いをかけるための道具なのだそうだ。
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40もあるビニースハウス。
どんどん写真、行きます!
ここはピーマンの館。
ピーマンの木って、意外と背は低いのね。
そこに、重そうなピーマンがぶら下がっている。
驚いたのは、お子ちゃまたちに、このピーマンが大人気!
ここでもいだピーマンを、3,4歳の子供が、まるでリンゴを齧るみたいに
ガジガジ齧って食べている!
しかも、大人気で、お代りまで!
それぐらい、このピーマンはジューシーで甘くて美味しいデス。
正解は、スイカ!
まだまだ掌サイズ。
これから大きくなるんだね〜。
こちらは丸いナス。
これも、背は低いのに、ちゃんと実が付いている。
窩笋(うぉすん;茎レタス;山くらげ)
植えているのは初めて見た!
これは露地栽培。
やっと到着!
No40のハウス。
No40では堆肥を作っている。
まだスタッフの数も少なく、全て手作業で行うことから、
大量に堆肥を作ることができない。
堆肥ができたら、次の野菜を植える・・・という感じなのだとか。
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No1の鶏小屋からNo40の堆肥小屋まで、竹田さんと賽音さんの説明を聞きながらじっくりと見学させて頂いた後は、ゲストハウスに戻り、お待ちかねの昼食☆
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しゃぶしゃぶにしても良し!生でそのまま食べても良し!
野菜三昧のランチのあとは、資源とリサイクルについて40年間研究をしていらっしゃる酒井先生の講義。
夜の無い明るい鶏舎で、1日に何個も卵を産む「産卵マシーン」として育てられた鶏は、産卵率が下がると1年ほどでも“廃鶏(はいけい)”として処分されてしまうのだそうだ。
先生は、その廃鶏を貰ってきて、発酵生ゴミを中心とした有機飼料で再び卵を産める元気な鶏として飼育されている。
このお話、非常に面白かった。
他にも、“資源とリサイクル”と農業のお話をたくさんして頂いた。
そして・・・
先生の御自宅から持ってきて下さった、元“廃鶏”の、4歳の鶏(人間で言うと90歳のおばあちゃんになるのだとか!)が産んだ卵[右]と、北京で市販されている高級卵[左]の比較。
大きさが違うのは置いておいて、大事なのは卵黄の直径と盛り上がりの比率だそうだ。
元“廃鶏”の卵、黄身がこんもり盛りあがっている。
それにしても“廃鶏”って・・・怖い響きの言葉だね・・・。
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潤田農園では、宅配と共に、農園見学も募集している。
実際に口にする野菜が、どのような環境で育てられているのか、どのような人たちが育てているのか、自分の目で見るのが何よりも確実。
また農園では、その場で野菜を購入することもできる。(農園での購入の場合、10元/500g)
ご興味のある方は、旅行会社でバスをチャーターするか、自家用車で農園まで行けば、見学できます♪
見学代は無料で、ランチは今回50元/人でした。
野菜の宅配については、以下の価格設定だそうです。
▼3キロセット
1カ月:480元(4回)←1回当たり@120元
3カ月:1380元(13回)←106元
6カ月:2280元(26回)←88元
1年:3880元(52回)←75元
▼5Kgセット
1カ月:780元(4回)←1回当たり195元
3カ月:2180元(13回)←168元
6カ月:3880元(26回)←150元
1年:6480元(52回)←124元
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今回参加したメンバーは、スーパーの“有機”表示を信頼できるのか?と思っている方や、飲食店を経営されている方など、食に関心のある方々。
わたしもその一人で、スーパーの有機野菜は鮮度が悪く、味もしない。
一方、市場の野菜は鮮度も良く味も香りも良いが、どうしても農薬などが心配で、葉物は買うことができない。
かといって、スーパーの有機表示が本当に信頼できるのか・・・。
サラダをガッツリ食べたい季節でもあるし、安心で美味しい野菜が買えるのであれば買いたい!という思いで参加したのだ。
宅配の値段を見てみると、コースが短い方が割高なのは仕方が無いが、それでも3Kgセットの1ヶ月コースで、1回当たり120元、ということは、1Kgあたり40元ということになる。
BHGの根菜類だと、今、1kgの価格が50元前後しているものもあることを考えると、この宅配野菜、スーパーの有機野菜と比べても、決して高くは無い。
美味しくて、安全で、生産者の顔が見えていて、しかも、高くない!
・・・ってことで、農園もガッツリ見たし、信頼できる生産者の方々ともお会いできたので、わたしも宅配野菜、頼みました!
だって、野菜をしつこく水に漬けたり、なんでも皮をむいて食べたり、葉物を疑いながら食べるの、もうイヤなんだもの。
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この農園は、前述のように今月宅配を始めたばかり。
今後は卵の生産や、大豆を育てて豆腐、豆乳などアイテムを増やしていくそうです。
今回農園の方々とお会いして思ったのは、消費者として生産者を支援していく、という視点も大切だな、ということです。
賽音さんを始め、農園の方々は無農薬での大変な農業を、暑さや寒さに耐えて実現されていらっしゃいます。
今回、ほんのちょっとの時間ハウスの中にいただけですが、暑さでのぼせそうになりました。
また、40もあるハウスを歩くだけで、運動不足のわたしは息がハーハー…。
ここで、1日だけでも農作業したら、倒れそうです。
実際に農園を歩くことで、生産者の方への敬意も生まれます。
今、やっと開始したばかりのこのシステムは、消費者がいなければ続かないし、消費者の方々が理念を理解し、応援することで、どんどん素晴らしい方向に発展して行くと思うのです。
既に出来上がったシステムで買い物をするのは安心だけど、潤田農園のように、今、動き始めたばかりの農園を支援し、一緒に成長していく・・・という過程を体験できるのは、とても貴重なことだと思います。
野菜は農産物だから、冬季には種類も限定されるかもしれないけれど、そういうことも含めての農業で、消費者がそれを理解して支援することが、自分の安全を確保することにも繋がると思います。
潤田農園については、次号の『TOKOTOKO』『Whenever』に掲載されるそうです。
ご興味のある方は、そちらもご覧ください。
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北京市昌平区小湯山鎮西官庄村北
連絡先[日本語可];138-1020-3516 (賽音[サイイン]さん)
bayaersaiyin*hotmail.com
(*を@に変えて下さい)
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それでもとりあえず「信じるしかない」って感じで、ヘロヘロ野菜でも買ってるのですが‥。
こんなに安心できる野菜なら、私も買ってみようかな。
そうなんですよね〜。
鮮度が悪いし、玉ねぎの皮とか剥いていて、「見かけが綺麗」=有機、みたいになっているのも疑問で…。
農場では、スーパーで売られている野菜の「有機」表示の信憑性や、他の「生態園」のことも、こっそり教えてくれます。
2人暮らしで外食も多いウチにとって、1週間3Kgは結構多い感じなのですが、野菜を食べるノルマとして、がんばってみようかな?と思っています!
今後、フリーペーパー各誌で順次記事が出てくると思いますので、そちらも見てみて下さい。
私も外食が多いので、家で食べるときは野菜中心にすることを心がけています。
最近、野菜中心の食事にシフトしたいと思っていたのですが、特に生で食べるのはちょっと…と思っていたので、リーフ類は特に嬉しいです♪
宅配を頼んだら、ちょっと毎週プレッシャーですけどね^^;
7月に北京に引っ越しする者です。
潤田農園さんについてのブログとても
興味深かったです。
私も是非食べてみたいと思いました。
また北京に行くにあたって言葉もろくすぽできない状態で不安ばかりが先立つところでしたが
ともこさんのブログを見つけてからは楽しみも出てきて不安がやわらいできました。
北京に行ったらお茶会も是非参加してみたいです!
いつも貴重な情報を楽しく、丁寧に紹介してくれるともこさんのブログ、これからも楽しみにしています。
コメントありがとうございます!
北京にいらっしゃるとのこと、このブログを参考にして下さって、本当に嬉しいです。
日本では中国に関するいろいろなニュースが日々流れていることと思いますが、北京に関しては、意外と便利だし、楽しいことがたくさんあると思います♪
是非是非、北京ライフを満喫してください!
今後とも宜しくお願い致します☆