2011年11月29日

ひじきや刺身、妊婦はNG?

秋から冬にかけて、炊き込みご飯が食べたくなります。なんとなく・・・。
暑い時期は味付けご飯はあまり合わないんでしょうかね〜。

良く作るのは、きのこご飯で、炊飯器に調味料とキノコを入れてそのまま炊く方法です。
これだと、普通にご飯を炊くのとあまり変わらない手間で、混ぜご飯ができるので、手軽です。

妊婦はひじきを食べた方が良い、と確か日本の自治体の両親学級でも聞いて、たしかにひじきはカルシウムが豊富だし・・・ということで、ひじきご飯も作ってみました。
これは、炊く前にちょっと炒めるのでひと手間かかるのですけど、その分やっぱり美味しかったので、今年は涼しくなってから何度もリピートしています。

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☆今回参考にさせて頂いたレシピ☆
Cpicon ひじきときのこの炊き込み御飯 by はるかるび


レシピでは鶏腿肉も入っているのですが、肉まで入れてしまうとオールインワンでおかずに使う食材が無くなってしまう(?)ので、わたしが作る時は肉無しですけど、充分美味しいです。

また、レシピではもち米を使用するようになっていますが、ウチにもち米がなかったので、最初に作った時は普通の餅を1個、炊く前に入れてみました。(もち米が無い時、餅を入れると良い、と以前聞いたことがあったので)
温度で餅が溶けるかと思ったら、意外と溶けなくて、炊飯器の中央に半分溶けた餅部分ができ、周囲のご飯はひじきを最初に炒めた時の油のせいで比較的パラパラご飯になってしまいました・・・。

なので、2回目は、餅を5ミリ角ぐらいに小さく切ってお米に混ぜた後炊いたら、今度は割と混ざった感じになって、全体的にモッチリとした仕上がりになりました♪(←あくまでももち米を買わないわたし・・・)

ちなみに、ウチの炊飯器は3合炊きなので、このレシピで作る時は、具材や調味料を若干減らし、白米2合+餅1個で作っています。

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ひじきご飯を作ると、おかずも野菜中心にしたくなります。


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☆今回参考にさせて頂いたレシピ☆
Cpicon しゃきしゃきれんこんの梅しそマヨサラダ by おぶうさま

三源里の市場で売ってたヨ!」という紫蘇を大量に頂いたので、
紫蘇入りサラダにしてみました♪
紫蘇と梅が効いていて、美味しい☆

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☆今回参考にさせて頂いたレシピ☆
Cpicon いんげんとじゃが芋のオイスターソース炒め by chikuzen-ni

このレシピ開発の方も、宅配野菜に入っていたインゲン消費のために
このレシピを考えたそうですが、
わたしも、潤田農園さんのインゲンを、どうやってたくさん食べようかと思い、
このレシピに会いました。
インゲンが多い時には、リピってます♪

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この日は、肉無しで。



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この記事を書くにあたり、再度“妊婦とひじき”について調べたら・・・なんと!!!
妊婦はひじきを食べない方が良い、という記事がヒットしビックリ!!!

理由は、2004年にイギリスの研究で、ひじきの含有ヒ素量が胎児の成長に影響を及ぼす、と発表されたからだそうです。
2004年と言えば、まだわたしは日本にいたけど、そんなニュース、知らなかったなぁ・・・と思いつつ、ひじきは好きな食材で、月に何度かは、煮たり混ぜご飯にして食べていたので、気になって調べてみました。

結論としては、カフェインなどと同様で、一度に大量に摂取しなければ(←通常考えられる普通の摂取量であれば)、特に問題は無いようです。

一方、効能も大きな食材です。

ひじきはカルシウムが豊富であり牛乳の約12倍!! 約半分が食物繊維で ありごぼうの約7倍!!鉄分たっぷりで、レバー(鶏)の約6倍!!

ひじきは美肌に効果のある栄養素で、皮膚を健康に保つビタミンA、便秘 解消に役立つ食物繊維が豊富である。また食物繊維には肥満予防効果もある。
鉄分の不足は冷え性・肩や首筋のこり、悪性貧血の原因にもなるのでひじきの栄養を 取ることによって解消したい。また、ひじきはカルシウムを豊富に含んでおり、骨も強くしてくれるの で骨粗鬆症の予防にも効果的なのである。

このことから他の食品と比較してもひじきは優れた栄養食品と言えるので ある。
妊婦・授乳婦さんにもぜひひじきをお勧めしたい。

J-medicalより

※詳細については、厚生労働省のHP「ヒジキ中のヒ素に関するQ&A」等をご参照ください。

乾物のひじきは、買い物に行くのが面倒な時、おかずの助けになるし、食材としても好きなので良く食べますが、それでも1カ月に2回程度かな?
この程度なら心配するほどの量ではないみたいなので、特に気にせず、今までどおりに食べています。


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カフェインも妊婦には良くないと言われていて、情報源により言い方は違いますが、大方の意見は、1日7〜8杯毎日コーヒーなどを飲み続けると、胎児に影響が“あるかもしれない”ということのようです。
普段よくコーヒーを飲む人が、我慢をして止めるストレスよりは、毎日でも1〜2杯であれば特に影響は無く、その香りなどのリラックス効果のほうが高い、と書いてあるサイトなどが多かったです。

弊害としては、カフェインが胎盤を通過するから、という理由も出ていますが、大きな理由としては、カフェインはせっかく摂取した鉄分の吸収を弱めてしまう働きがあるため、ただでさえ鉄分が不足しがちな妊婦が、食後にカフェインを摂ると、食事で摂った鉄分が吸収され難くなってしまうから、という説明が、わたしには理解しやすかったです。
なので、コーヒーを止められないわたしとしては、食事の直後に飲むことは控えていました。
また、コーヒーを飲んだ日は、紅茶や中国茶は飲まない、という感じで、1日のカフェインの摂取総量は控えるようにはしていました。

カフェインに関しては、もともとの食生活のことも関係あると思うし、妊婦さんの体調等もあると思うので、これはあくまでも個人の体験談として受け取って下さいね。

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「妊婦が食べると良くない食材」って、意外とたくさんあって、梨やざくろは良くない、だとか、アメリカでは刺身は妊婦はNGだと言われているようですね。

梨は、身体を冷やす食材だからだそうで、一度に大量に食べなければ問題ないようです。
ざくろは、子宮収縮作用があるとかで、わたしもザクロ酢を買ってしまったのですが、まだ飲まないで置いてあります。

妊婦が刺身NGって、聞いたことが無かったなぁ〜と思いつつ、でもまぁ、北京では滅多に刺身を食べることも無いのですけど、一応その根拠を調べてみました。

ちょうど、夏に母親学級に行った時、日本の自治体から貰った資料の中に、「これからママになるあなたへ お魚について知っておいてほしいこと 〜お魚はからだに良いもの でも妊娠中はちょっと注意が必要〜」というものがあったので、それを参照します。(厚生労働省発行)

妊婦にとって、何が注意、かというと、

お魚(クジラ・イルカを含む)には、食物連鎖によって自然界に存在する水銀が取り込まれています。
お魚などを極端にたくさん食べるなど、かたよった食べ方をすることでこの水銀が取り込まれ、おなかの赤ちゃんに影響を与える可能性があることが、これまでの研究から指摘されています。

ということなのだそうです。

ポイントは、「お魚などを極端にたくさん食べるなど、かたよった食べ方をすること」という点で、例として、1週間の摂取量として、「キダイの焼き物1切れ(80g)」+「ミナミマグロの刺身1人前(80g)」、これなら問題ないということです。

人に依って食生活は違うとは思いますけど、物凄いお魚好きでなければ、毎日刺身を80g以上食べる、という人はあまりいない気がするので、前述の量は、日本で生活をする日本人としては普通の摂取量なんじゃないかな、と思います。

また、全ての魚に注意が必要という訳では無く、

キハダ・ビンナガ・メジマグロ・ツナ缶・サケ・アジ・サバ・イワシ・サンマ・タイ・ブリ・カツオなど

は、「特に注意が必要ではないもの」になっています。
わたしが良く食べるのは、むしろこちらのグループですね。


パンフレットに書かれているQ&Aに依ると・・・

Q.お魚などに含まれる水銀がおなかの中の赤ちゃんに取り込まれたとき、どんな影響を与える可能性があるのですか。

A.今回注意しなければならないお魚を、食べる量の目安よりとても多く食べ続けていた場合に限りますが、例えば生まれてから、音を聞いた場合の反応が、1/1000秒以下のレベルで遅れる可能性があることが言われています。

Q.私たちが普段の食事でからだに取り込んでいる水銀は健康に影響を与えないのですか。

A.私たちが普段の食事でからだに取り込んでいる水銀の量は、健康に影響を与えないと考えられる最大量の57%です。
また、からだの中に取り込まれた水銀は、徐々にからだの外に出ていきます(2カ月で取り込んだ量の半分になります)。
そのため、平均的な食生活をしている限り、水銀が過剰にからだの中にたまっていくことはなく、健康への影響を心配するようなものではありません。

・・・ということだそうです。

以上は、厚生労働省の資料から抜粋(色はわたしが付けました)したもので、これをどう受け取るかは、個人の解釈だと思います。

※資料の全体を知りたい方は、厚労省HPへ。(パンフレットもDLできます。「厚生労働省 水銀」でも検索できます)

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自分が妊婦になってみて、妊婦NGと言われている食品が意外と多いことを知りました。
でも、その理由を調べてみると、その殆どが、「一度に大量摂取しなければ問題無い」というレベルのものであることもわかりました。

妊婦がカフェインを摂取するのがあまり良くない、と言われているのも、最近のことなのかよくわかりませんが、一時帰国時には、実家でもショーグン家でも、普通にコーヒーや紅茶、緑茶、ウーロン茶などを出されたので、少なくとも親の世代には、そういう認識は無いんだなぁ、と思いました。
また、以前放送していた《生まれる。》という、高齢妊娠をテーマにしたドラマでも、妊婦役の田中美佐子が日本茶を飲んでいるシーンが普通にありましたね。
カフェインって、コーヒーや紅茶だけではなく、もちろんウーロン茶や緑茶にも含まれているのだけど、日本ではまぁそれほど気にされていない、ってことかな、って、わたしは解釈しました。

※妊娠中のカフェインについては、このサイトにも詳しく書かれています。

@@@

妊娠は、病気では無くて自然現象の一つなので、普段通りの生活・バランスの良い生活をしていれば、それでいいんじゃないかな、というのが、今のわたしの感想です。
気にし過ぎると、美味しくご飯が食べられなくなって、その方がむしろ、良くない気がします・・・。

(特殊な事情がある方は、もちろん医師の指示に従う必要があるのは言うまでもありませんが)

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ラベル:ひじき 刺身
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2011年11月13日

風邪対策の飲み物★ハチミツ大根★羅漢果茶★ハチミツジンジャーなど。

9月上旬には、かなり酷い喉の風邪をひき、1週間ほど声が出ない状態に。
11月上旬には、これも酷い鼻風邪をひき、鼻水が止まらない状態に。

外で風邪のウィルスをもらってこないように、なるべく人の多い場所を避けているのですが、今年はよく風邪をひきます。
これは、妊婦は抵抗力が弱くなっている、というのも原因だそうです。
お腹の中に“赤ちゃん”という“異物”が入っているため、もし妊婦の免疫力が高いと、これを攻撃してしまい、流産や早産を引き起こしてしまうため、自動的に抵抗力が低くなってしまうのだそうです。

風邪になっても、全ての薬がNGというわけではなくて、赤ちゃんの成長度合いによって飲める薬もあるのだそうですが、重篤な病気ならまだしも、まぁ風邪だし、薬は飲まなくてもいいんじゃないか・・・と思って、民間療法的な方法で症状を緩和させて、過ごしてしまいました。

インフルエンザの予防接種も、妊婦がしても大丈夫、と書いているサイトなどもありますが、やっぱり余計なことはしたくないので、今年はショーグンだけ受けて来てもらって、わたしは受けていません。
やっぱりね〜・・・なんか、怖いんですよね〜。

@@@

喉に異変を感じた時に、わたしがまず作るのが、ハチミツ大根シロップ。
これは、子供の頃から母が水あめで作ってくれていたもので、喉が痛い時、このシロップを飲むと痛みが治まります。

作り方は超簡単なので、喉に異変を感じたら、試してみて下さい♪

■ハチミツ大根シロップ■

▼材料:
大根 適量
ハチミツ(或いは水あめ) 適量

▼作り方

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1.大根をスライサーなどで細切りにする。

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2.ハチミツを絡める。


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3.混ぜているうちに、大根からどんどんシロップが出てきます。

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4.30分も放置していれば、かなりのシロップ出て来ています。

このシロップをスプーンですくって、喉に流し込むように飲むだけ。
喉の痛みがかなり緩和されますよ☆

大根にはジアスターゼという、ビタミンCやデンプンを消化する酵素が含まれており、これには消炎作用もあることから、喉の炎症を抑える働きになるのだそうです。

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中国では、喉や肺を潤し、鎮咳作用がある、と言われている羅漢果茶。
北京では大きめのスーパーのお茶売り場で売っていたりしますが、産地の広西チワン族自治区で買うものと比べると、小ぶりで高い!
広西の羅漢果は大きくて美味しくて安いので、羅漢果がお好きな方(?)は、桂林などに行くことがあれば、買って来る事をお勧めします。

CPE05_luo02.JPG
これは数年前に桂林で買った羅漢果。
この時は70個ぐらい買ってきちゃいました☆
(なので、まだ在庫がたっぷり〜!)


■羅漢果茶■

▼材料:
羅漢果 1個
水   1リットルぐらい(お好みで)


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1.鍋に水を入れ、羅漢果の実を割って入れ、湯を沸騰させる。


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2.沸騰したら火を止めて、そのまま放置。
これで出来上がり♪
お好みで、ドライナツメ、桂圓、クコの実等を入れて煮ても良いですが、
サンザシ、レモン等の酸味のあるものは味が合わないようです。

喉が痛い時は、このお茶を常時飲んでいました。
羅漢果1個でかなり抽出できるので、水の量が少ないと濃くなりすぎると思います。
羅漢果は、砂糖の50倍もの甘さがあると言われていて、日本でも甘味料として使用されていることもある位なので、このお茶も、何も入れなくてもかなり甘めです。

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出歩かなくてはいけない時は、セブンイレブンで購入したのど飴をなめていました。

20111112_kaze06.JPG


あと、今回は購入しませんでしたが、薬局に行くと、琵琶エキスのハチミツみたいなドロリとした、舐める薬も売っていますね。京都なんとか・・・っていう名前の。
あれも喉の風邪に効くと言われているんですけど、瓶が大きくて、1回では飲みきれないし、余った薬の保管が結構面倒くさいので、なかなか買う機会が無いのです・・・。
(あの薬と同じ名前ののど飴が出ているので、そちらを良く買っています)

@@@

鼻風邪をひいたときは、それ以上悪くならないようにとにかく体を温めようと思い、ハチミツショウガ湯を作って飲んでみたのですが、生の・・・というか、切りたてのショウガをハチミツと一緒にカップに入れて飲む、という方法だと、わたしは胃に合わなかったみたいなので、ショウガをハチミツ漬にする方法を取りました。(これだと、すぐには飲めないんだけどね)

■ハチミツショウガ湯■
材料:
ハチミツ 適量
ショウガ 適量

20111112_kaze08.JPG

1.ショウガを皮付きのまま薄切りにして、ハチミツと一緒に消毒をした瓶に入れて、1週間常温保存。
 その後、冷蔵保存。

+++

数時間でショウガから水分が出て来て、ハチミツがパシャパシャになります。
1週間経たものが出来ているので、今は冷蔵庫に保存していますが、下の方にドロリとしたハチミツが溜まっているので、下から掬わないと、シャバシャバだけ掬ってしまうことになりますね。

カフェインフリーと書かれたハーブティーを買って来たのですが(@ジェニー・ルー)、そのままだとイマイチ美味しく無かったので、これにハチミツジンジャーを少し入れて飲んでいます。


20111112_kaze09.JPG


もともとがピーチティーで、酸味が少しあったので、そこにハチミツの甘さとジンジャーの風味が加わって、かなり美味しくなりました!
身体も暖まりそうなので、風邪も回復しましたが、このハチミツジンジャーは常飲しています。
カフェインを気にしなくて良い方は、普通の紅茶にこのハチミツジンジャーを少し垂らして飲むと、ジンジャーティーになりますよ♪

北京もそろそろ冬本番に突入なので、みなさんも風邪には気を付けて下さいね!

+++


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posted by ともこ at 12:00| 北京 | Comment(2) | TrackBack(0) | 高齢妊婦ライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年09月03日

BOOK『最強母乳外来』で励まされました☆

まだ先のことですが、出産後はできれば完全母乳で育てたいと考えています。

これは、母乳には免疫力を高める成分が含まれているとか、スキンシップ効果だとか、そういう理由も勿論あるのですが、もう一つ、北京では(安心して買える)粉ミルクの入手が困難、というハード的な問題があるからです。

日本でも報道されていたようですが、中国では2008年に「メラミン入り粉ミルク事件」が起きています。

※メラミンは人工樹脂の原料で、これを粉ミルクに混ぜることで蛋白質の含有量を増加させることができます。
この粉ミルクを飲んだことで、乳幼児6名が死亡、約30万人の乳幼児に腎臓疾患などの被害が出ました。

この事件後、中国では日本からの輸入粉ミルクが大人気となったわけですが、その後、日本で口蹄疫が発生したことから、日本製の粉ミルクの中国への輸入が2010年4月に禁止されてしまいました。
この禁止は、2010年9月に解除されたはずなのですが、今年に入ってからも、北京空港で日本から持ち込んだ粉ミルクを没収された方が実際にいらっしゃいますので、解除の通告が徹底されていないのか、理由は不明ですが、実際には正式ルートでは持ち込めない状態になっています。(税関で引っかかる恐れがあるので、郵送も難しいと思います)

中国でもM社等日本の大手メーカーの現地生産粉ミルクが販売されていますが、北京で出産、子育てをされている方にお聞きしても、やはり現地生産品は日本の国産品とは違うので、利用されていないとのこと。

確かに、お菓子や食品で、日本のメーカーのものは多数出ていますが、同じ商品名でも、食べてみると味もクオリティも全然違いますから、粉ミルクも同じことだと思います。

このような事情もあり、日本製の粉ミルクは正式ルートでは入手不可能→完全母乳しかないじゃないか!という選択肢デス。
母乳の方が栄養面でも問題は無いし、経済的だしね☆

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そこで、帰国時に書店で「なんか良い本ないかしら〜」といろいろと立ち読みをしながら見ていたところ、強く惹きつけられたのがこの本。

【送料無料】最強母乳外来

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価格:1,260円(税込、送料別)



SOLANINさんという助産師さんが書かれている人気ブログを元にした本だそうですが、母乳育児のいろいろなことが、“いろは”の“い”から説明されていて、コンパクトにまとまっています。

■ブログ版 最強母乳外来
★ブログ「最強母乳外来」を読む際は、“必見ですぞ”をまずお読みください♪
※アメブロなので、C国からはアクセスできないかも・・・(;O;)

この本を購読後、ブログの方も拝見しているのですが、本で「母乳育児とは」について理解し、その後、膨大なデータの入っているブログを読む、というのが良さそうです。

2011年7月30日に発行された、できたてホヤホヤの本なので、情報も最新です。

わたしは、ちょうど、自治体の母親学級と両親学級に参加した後にこの本を読んだのですが、歯科衛生士さんや管理栄養士さん、助産師さん、保健師さんが仰っていたことと本当に同じことが書かれていて、「この辺が今の育児のポイントなんだな」と思いました。

▼過去の関連記事
母子手帳と母親学級。
両親学級。


わたしは、上述の事情があったことと、欲しいタイミングで本を入手できないので、早めに買っておいたつもりでしたが、この本を読んでみると、妊娠7カ月目ぐらいから“おっぱいマッサージ”を始めたほうが良いようで、丁度良いタイミングでした。
日本だと、そういうことは産婦人科の助産師さんからアドバイスなどあるのかもしれませんが、北京ではなにも言ってもらえないですからね。

この時期からマッサージを始めたらよい、というのは、

妊娠中に乳頭・乳輪のケアをまったくしていないと、乳頭・乳輪が硬過ぎて、赤ちゃんが吸いつきづらくなります。(本文より)

ということらしいのです。
おっぱいが硬いと、トラブルが起きやすく、また、新生児でも吸引力はかなりあるらしいので、裂傷が起きたりするそうです・・・(痛そう!!!)

なので、乳頭・乳輪の他に、乳房基底部をマッサージして、可動性を良くしておくことで、出産後のおっぱいトラブルを予防することができるということです。

実際には、お腹が張りやすい人とか、切迫早産の方など、いろいろと個人差もあると思うので、自分の状態や、他の専門サイトの情報も併せて、わたしもマッサージについて勉強し、準備して行こうと思っています。

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この本を読むと、

「おっぱいは赤ちゃんが欲しい分だけ出ます」
「(特殊なケースを除き)基本的に母乳が出ないお母さんはいません」

というようなことが書かれていて、励まされます♪

日本だと、助産師さんがいたり、母乳外来という部門があるようですが、わたしが通っている産科には、助産師という職業は無い様だし(中国は「看護師」だけで、「助産師」や「保健師」はいないと思う)、母乳外来も無いようなので、今後は経産婦さんのお話や、ネットを駆使して得た情報でがんばっていくしかないですからね〜。

中国では、女性も皆さん普通に働いていて、新生児でも育児はおじいちゃん・おばあちゃんが行うのが一般的みたいなので、産休期間は母乳もあげるのでしょうけど、その後も完母(完全母乳)で育てる、ということは環境的に無理そうです。

そのせいか、ピジョンから出ている哺乳瓶の「母乳実感」というシリーズも、北京では「自然実感」という名前になっています。
“母乳”とつけるのが、中国語的に、か、中国の生活習慣的に、適していなかったのでしょうね。

なので、病院での母乳指導は無いのかな〜と思っていたのですが、病院主催の母親学級の一つに入ってました!
他にもテーマ別にいくつか母親学級的な講座があり、1講座125元必要なのですが、検診セットを購入した人は、3講座まで無料受講できます☆
中国の母親学級にも興味があるので、参加してみようと思っています。

参加したら、どんなことをしてきたか、UPしますね〜。

▼過去関連記事
北京の産科病院事情&24w検診@北京 (2011.08.31)

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★中国茶と雑貨の日本向けWebShop★

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四川の詩的な高級ジャスミン茶
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※2011年新茶、入荷致しました☆


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中国の小学校の教科書が、そのままノートになりました♪  
レトロ風教科書ノート


posted by ともこ at 12:00| 北京 🌁| Comment(6) | TrackBack(0) | 高齢妊婦ライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月31日

北京の産科病院事情&24w検診@北京

北京に戻って来てからも、長々と続いておりました日本日記は終了し、北京日記に戻ります!

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先日、24w検診に行ってきました。

わたしは北京の産科しか行ったことが無いので、日本の検診とどう違うのかわからないのだけど、北京ではこんな感じですよ〜ってことで、北京での出産を考えている方の参考になるようにと、自分の記録としてUPしておきます。

※以下、わたしが今までに周囲の方などから見聞きした情報を書いているだけですので、必ずしも正確ではないかもしれません。
各病院の正確な情報は、その病院で出産された方にお聞きしたり、直接病院に行って確かめて見て下さいね。

わたしが通っている病院は、リドホテルの近くにある「amcare 北京美中宜和婦児医院」です。

201108_amcare6.JPG


北京でのこの病院の位置づけを簡単に言うと・・・

日本人が北京で出産を考える場合、大きく分けて3種類の病院が候補になると思います。

1.
ローカル系病院の国際部病棟・・・協和病院、中日友好病院など。

2.超豪華外資系病院・・・ユナイテッドファミリー病院など。

3.1と2の中間に位置する、北京の富裕層が来る病院・・・amcare(中国とアメリカの合資)など。

その他に、1より更にローカルな、一般婦産科病院で出産される日本人の方もいらっしゃいますが、中国語ができる経産婦さんや、中国人の方が親族にいらっしゃる方になり、上述3つに比べるとあまり一般的な選択ではないかもしれませんので、普通はこの3択になるかな?と思います。

1の選択の場合、言語は基本的には中国語だけになるのではないか、と思います。
また、国際部とは言っても、実際には中国人の方が殆どなので、受付も長蛇の列で、診察中にも割り込みで次の人が勝手に入ってきたり、看護師のホスピタリティもあまり高くない・・・など、雰囲気はまぁ、中国的ローカルです。

ただ、中日友好病院は衛生部(=厚生労働省)直轄病院であり、協和も非常にハイクラスな病院なので、医師及び看護師のテクニカルな腕前は一流と言われています。
(中日友好病院は、名前の通り日本のODAで作られた医療施設なので、医師・看護師で日本語を話せる方もいます)

2は、駐在の方などで、会社が経費を負担してくれるような方でないと、ちょっと経費的に厳しい病院です。
ユナイテッドの場合、英語や日本語の通訳が常勤しています。
中国人では、かなりのお金持ちの方や芸能人が出産に使っています。(フェイ・ウォンもここで出産したんじゃなかったっけ?)
料金比較で言うと、例えばユナイテッドでは、超音波検査1回で1300元(約16900円)かかるそうです。

3は、最近北京でも増えている、まさに「1」と「2」の中間に位置する病院で、マイカーを持っているような、中国の富裕層が来ています。
医師は北京の有名産科病院から来てもらっているので、医師の腕も一流です。
完全予約制で、受付や診察で長時間並ぶことも無く、看護師のホスピタリティも1よりはずっと良いです。
amcareの場合、英語と韓国語の通訳はいるそうですが、日本語は通じません。
料金比較で言うと、例えばamcareでは、超音波検査1回で360元(約4680円)かかります。
ユナイテッドの3分の1程度、って感じでしょうか。
(ちなみに、ユナイテッドとamcareの産科は隣同士にあります!)

@@@

わたしは高齢出産の初産ということと、筋腫合併妊娠ということで、検診の度にイライラしたり、出産前に不安になったりしたくないために、3のクラスのamcareを選択しました。(中国のローカル病院でさせられるイライラ度はよく知っているし、それに、病院の照明が暗いのがあまり好きじゃないんですよね…)

amcareの場合、検診のセットメニューがあり、これを事前に購入すると、都度払いより12%オフになり、その後、オプションでかかる費用(鉄分のサプリ等)も同率が適用されます。

以下、2011年8月現在の価格です。

*検診セットメニュー*
12w〜40w3dayまで 全14回 (内超音波検査6回) 12,545元(約16万3085円)→12%オフで 11,040元(約14万3520円)
※早産や緊急帰国などで、全セット受診しなかった場合は、返金制度あり。
検査内容の詳細は、病院受付に行くと、表になったものを貰えます。(「産前検査套式計画」)

*分娩セットメニュー*
▼自然分娩(3泊)・・・自然分娩にかかる費用及び、出産当日から計算して3晩の入院費用 31,320元(約40万7160円)
▼計画帝王切開[予定帝王切開](5泊)・・・医師の指示に依り帝王切開をする場合。
術前1晩、述後4晩の入院費用、通常手術にかかる費用、麻酔の費用等 43,850元(約57万円)
▼希望帝王切開(5泊)・・・妊婦が帝王切開を希望する場合。
(同上)  50,100元(約65万円)

※上述の費用は、「スタンダードルーム」(完全個室)の場合で、「ファミリールーム」「VIPルーム」になると更に値段が上がります。部屋を見せてもらいましたが、「スタンダード」でも、完全個室、母子同室で、付き添い用のソファーベッド完備。部屋の中にシャワーやトイレもあり、ちょっとしたホテル並みの環境です。
ここは新しい病院なので、清潔さもバッチリです。
「ファミリー」は、ベランダがついていて、「スタンダード」より若干広く、VIPは見ていないのですが、普通は「スタンダード」で充分だと思います。

※4か月前の申込で、12%オフ、2か月前で8%オフ、1ヶ月前で5%オフの優待あり。

※帝王切開→中国語では「剖宮産[po1gong1chan3]」

@@@

国際部などのない、所謂本当のローカル病院での出産の場合、検診も入れて3000元(約4万円)だったという話も聞きますので、そこから考えるとamcareでもかなり高いと言えます。

ただ、最近では国際部のある病院も値上がりしているので、協和や中日あたりだと、日本円で30万円前後(←恐らく検査セットも含めて・・・だと思いますが)はかかるという話も聞いています。
当然ながら、ユナイテッドだと、もっと高いわけです。
この幅に、中国の格差社会を感じますね・・・。

この費用を見ると、amcareは経済的には結構負担が大きな病院ですが、ここ数年人気が伸びている病院で、

・病棟が新しくてきれい。
・スタッフがとても親切。
・医師も看護師も外国人慣れしていて、中国語での説明がよく理解できない時や質問事項があるときには、こちらの質問にいやな顔もせずに丁寧に答えてくれる。

という点で、とても安心して受診できます。
医師も、本来の所属病院(有名産科病院)だと、長時間並ばなくては診て頂けず、そういう病院では診察時間も短いということなので、腕の確かな先生に時間をかけて丁寧に診て頂けるので、わたしは満足しています。

実際に、中国の産科病院の回転率はハンパなく、医師や看護師が取り上げている新生児数も日本ではあり得ないほどの数だそうで、しかも一人っ子政策(中国語的には「計画生育」)なので、出産にに対する親の要求も厳しいため、中国のある程度のクラス以上の病院は、技術的には安心して良いと思っています。
(中日友好病院の帝王切開の縫合技術は、日本だと「神の手」レベルの医師が普通にいるらしい・・・←中国では帝王切開は比較的一般的みたいなので、こなす数が違うらしい。)

ただ、日本語で対応してもらえる病院はまだ多くないので、中国語か英語で診察OKなら、協和・中日(日本語はまぁまぁいけるのかなぁ・・・詳細不明)・amcareあたりは充分OKな病院なんじゃないか、というのが、周囲の方のお話も聞いた上での、わたしの感想です。

◆日本での産前検診などの自治体からの補助については、過去日記に少し書いています。
▼過去の関連記事
母子手帳と母親学級。
両親学級。

201108_amcare1.JPG
病院受付。
まるでホテル・・・。

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病院ロビー。

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待合室。
混んでないし、めっちゃ綺麗です。

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薬局。

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ここで産んだ人の写真。
芸能人も結構いるようです。


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採血をした後は、軽食チケットを貰えるので、
このカフェで無料で食べられます。
Paris Baguetteのパン1個+牛乳1杯+ゆで卵1個。
これが結構楽しみだったりする♪


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屋外席もあり。
フェンスの向こうは四得公園。


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なぜか毎回、ショーグンが半分食べる・・・。

そうそう、中国の産科では、ほぼ100%の方が旦那サン同伴で来ています。
旦那サン同伴でなければ、お母さんか家族らしき誰かが毎回同伴しています。
1人で来ている妊婦さんはまずいないなぁ。
1人の妊婦さんに3人ぐらい付き添いがある人も珍しくないです。
基本、旦那サンが一緒に来るみたいです。
これはいいことだなぁ、と思います。


@@@

今回の24w検診の内容は、血圧や脈、体重などを測る普通のチェックのあと、

・B超(超音波検査)
・血常視(血液検査)
・尿常規(尿検査)
・口服葡萄糖耐量実験(OGTT)

を行いました。

前回の20w検診では、B超で胎児の右脳・左脳、右心室・右心房・左心室・左心房が正常にわかれているか、背骨の状態、内臓の様子などをくまなくチェックしたのですが、今回はセカンドオピニオン的に、前回と違う検査技師が同じ項目のチェックを行う、という内容でした。
前回の時は、「この検査で全ての異常が発見できるわけでは無いということに同意します」という同意書にサインさせられました!
日本でもこういう同意書、あるのかしら?・・・という以前に、こういうチェック項目、あるのかしら?
一人っ子だから、こういうチェックが厳しいような気がします。

わたしの身体の中の、胎児の体の中の、臓器を映像で診るって、マトリョーシカみたいで不思議でした。
ちなみに、今の段階で異常は見られず、全て順調♪
多少大き目な子で、25w+1dayの成長状態だとか。
(わたしも、大分お腹が目立ってきてますが、体重は7ヶ月目で+4Kg。まぁまぁの出来ですよね・・・?!)

@@@

今回の目玉(!)は、「口服葡萄糖耐量実験」、つまり、砂糖水を飲んで、血糖値をあげて、どの程度下がるかを診る検査。
空腹で病院に行き、採血をしたあと、5分以内に75gの砂糖を溶かした水を一気飲み。

ぐわ〜・・・

冷やししるこ程度の甘さで、我慢できないほどではないけど、空腹にイッキだから、後々気持ち悪くなってくる・・・
日本で、こんな非人道的な検査、しませんよね・・・

その後、1時間後と2時間後に採血。
その間、水も飲んではいけないので、苦しい。
もちろん、空腹。

まだ結果は聞いていないけど、わたしは今まで糖尿病関連で引っかかったことは無いし、一族で糖尿病の人もいないので、遺伝的にも大丈夫だと思うんだけど。

この検査は苦しかった〜。

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次回検診は、1カ月後の28wです。

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本物の武夷山産の正山小種を是非飲んで頂きたいデス。
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posted by ともこ at 12:00| 北京 🌁| Comment(6) | TrackBack(0) | 高齢妊婦ライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月22日

両親学級。

8月某日。
これまた顎から汗が滴る猛暑の日、今度はショーグンと一緒に行ってきました、自治体主催の両親学級。

▼過去の関連記事
母子手帳と母親学級。

区主催の母親学級は、平日コースの1回目は「母親学級」、2回目は「両親学級」となっている。
時間はどちらも1時半〜4時まで。
(平日参加が難しい人のために、土日コースもある)

汗をぬぐいながら会場に入ると、この日はお盆に近い日程だったからか、御夫婦で参加されている方が25組以上いる感じ。
全参加者の85%以上ぐらいが御主人同伴での参加だった。
職員の方のお話だと、今回の参加者は多い方なのだそう。

人数が多いので、2つの班に分かれて開始。
住所別に班分けがされて、わたしが参加した班は、まず保健師さんと栄養士さんのお話を聞くコース。

最初に保健師さんからは、簡単に言うと「お父さんはお母さんを助けてあげて下さいね」というお話。
産後はマタニティーブルーになる人がいるが、これはホルモンの影響で仕方のないことなので、ご主人が気を使ってあげたり、ひどい場合には専門家にかかったほうが良い、などなど。

あと、面白かったのが、「お父さんは今からお腹の赤ちゃんに話しかけてあげて下さいね」というお話。
わたしの妊娠周期(6カ月)だと、もう音は聞こえている状態らしい。
母親の声は体内を通して聞こえているけど、父親もお腹に顔を近づけて話しかけると、母親の声よりダイレクトに聞こえるのだとか。
お腹にいる時から声を聞き慣れていると、産まれた直後、お父さんに抱っこされても泣かなくなるのだそうだ。
これが、お腹にいるときはわからない、と思ってお父さんが話しかけないでいると、産まれたあと抱いても、知らない声なので、赤ちゃんは泣いてしまうのだとか。

いや〜・・・もうわかっているんだな!と、驚き!

後日談。
ショーグンはもともと頻繁にお腹の子に話しかけてくれていたのだけど、この話を聞いてより積極的に話しかけるようになった。

とある日。

ショーグンが話しかけた直後、かなり大きな胎動が!
でも、今までの胎動は、わたしは体内でわかるけど、お腹に手を当てても動いているのかわからない程度のものだったのだが、この日はお腹に手を当てていたショーグンにも伝わるほど大きく動いた☆
これにはショーグンもビックリ!

「お父さんが積極的に話しかけると、赤ちゃんはよく動くようになりますよ」

というお話は、本当だった!

もうショーグンの声がわかるのかな?スゴイ☆

これで、ショーグンにあやしてもらえるので、わたしもちょっとは楽になるかな?と、一安心♪

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保健師さんの話の後は、管理栄養士さんから、食事に関するアドバイス。

前回の母親学級の時に食事チェックシートを提出しており、今回はその診断結果を見ながら、管理栄養士さんが解説をしてくれた。

大豆タンパクはたくさん取ったほうがいい、と思っていて、おやつに豆乳を飲み、日々の食事には豆腐や納豆を取り入れてきたのだけど、診断結果を見たら、大豆たんぱく、取り過ぎ!
豆乳を飲んだら、豆腐や納豆は不要で、豆乳を飲まない場合でも、納豆小1パック(30g)か豆腐3分の1丁で大豆製品の摂取量は充分らしい。

次に、成人向けの主にメタボ対策のお話。
その後は、「1日に食べる食品の目安量」のお話で、妊婦が増やさなければならない食品群や、出産後の体重の減らし方、体重コントロールの仕方などを、分かりやすく説明して頂いた。

栄養について、細かいことはよくわからないので、大まかにカロリー的なことだけを考えてきたけれども、今回、詳しく話を聞いて、とても具体的に理解できた。

ここでも興味深いお話が。

7ヶ月目ぐらいから離乳食に入る赤ちゃんが多いが、離乳食を与える時、できるだけ両親も一緒に食事をするように、とのことだった。
実際の統計で、赤ちゃんに離乳食を与えているときに、父親が1回も食事をしていない家庭が約半数、母親が食事をしていない家庭が26%ほど。
つまり、先に離乳食をあげてしまい、そのあと大人がゆっくりと食事をする、というパターンだ。

これだと、赤ちゃんは大人が食事をしている光景を見ていないので、“食べる”ということに興味を示さなくなるらしい。
食事=スプーンで口に入れてもらうもの、と思ってしまうことにつながるのだそうだ。

なので、赤ちゃんが離乳食を食べているときに、目の前で大人が箸を使って美味しそうに食事をしている光景を見せる、というのは、とても大切なことなのだとか。

その前の“話しかけ”のことといい、赤ちゃんはアウトプットができないから、何も分かっていないと思いがちだけど、実は大人が思っている以上にインプットされているんだな、ということを感じさせられる話だった。

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第2部は、「沐浴実習」。
実物大の新生児人形を使って、沐浴の練習をするという、実践的な講座だ。
しかも、実際に手を動かすのは、お父さんの方。

前に沐浴セットがあり、助産師さんのアドバイスを受けながら、第1組目のご主人が実習をする。
第2組目のご主人は、第1組目のご主人から説明を受けて、みんなの前で沐浴実習をする・・・。
自分が実習したあとは、次の人に教える、という定着しやすいように考えられた構成だった。
新米パパさんたちが、ぎこちない手つきで沐浴をさせているのは、なんだかこそばゆい、温かい光景。
もちろん、ショーグンも前に出て実習しましたヨ!

その後は、“妊婦体験”。
お父さんが臨月の妊婦並みの装具(胸&お腹)を付けて歩いたり屈んだりしてみる体験。

助産師さんから、

「身体のバランスが崩れるでしょ?特に前かがみは大変なのよ。だから、奥さんを気遣ってあげてね」

と言ってもらえる。
助産師さんからダンナさんにそういうことを言ってもらえると、助かるわ〜。

そして、人形を使って服を着せる練習と、授乳実習。


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服を着せる練習をしているショーグン


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授乳実習中。

そういえば、新生児の抱き方とか、知らないもんな〜。

病院でも教えてもらえるはずだけど、日本の助産師さんに教えてもらえると、安心する。

@@@

最後は、同じグループの方々との交流会。

住所や出産予定日などの自己紹介をする。

隣に座っていらっしゃった方が、住所も近く、予定日も一日違い!
あとで、アドレス交換をさせて頂く。

前回の母親学級でご一緒させて頂いた方々ともまたお会いし、お話をしたり。

とっても有意義な2時間半でした!

いや〜・・・日本の福祉、いいですネ☆

@@@

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posted by ともこ at 11:30| 北京 | Comment(2) | TrackBack(0) | 高齢妊婦ライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月20日

戌の日と水天宮と妊婦帯。

わたしの妊娠に関し、皆さまからの温かいメッセージ、ありがとうございます☆

お会いしたことのある方、ない方、様々な方から心のこもったメッセージを頂き、
心より感謝しています。

皆さまから頂いたHappy♪を、また皆様に、
そして周囲の方にお返ししていけるようになりたいと思っています。

これからも宜しくお願いいたします!


<(_ _)>


@@@

昨日、北京に戻ってきました。

北京の皆様、また宜しくお願いいたします♪

昨日は、家を出る5分前に豪雨到来!
今回は羽田だったので、父に車で送ってもらったのだけど、最初の10分間はフロントガラスに滝のように雨が落ちて前が良く見えず、超恐怖!
それが、10分もすると雨がピタリと止んだり、また大粒の雨が降ってきたり。

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前方に雨雲と晴れ間の境界線が。

カーラジオでは、東京は現在の気温は23℃、明日以降最高気温も26℃程度とか、ふざけたことを言っている。
我々が帰る日で、猛暑は終わりかい!(ちなみに、この前日はこの夏一番の猛暑で、都内でも35℃以上だったヨ!)

特にわたしは妊婦で体温が通常より上がっており、今年の夏は、人生で一番汗をかいた。

今までは、低体温なこともあり(平熱は35℃代)汗が滴るということは殆どなかったのだけど、今年の夏は汗が顎から毎日のように滴り落ちていた。こんな経験、初めてだ。しかも、ほぼ毎日!

ショーグン曰く、

「(わたしの)顔から汗が流れているのを初めて見た!」

と・・・。

今年の夏は、色々な意味で暑かった・・・。

@@@

そんな猛暑のど真ん中のとある日のお話。

8月11日にSさんと人形町でお会いするメールのやり取りをしていたところ、Sさんから

「8月11日は“戌の日”ですが、水天宮に寄られますか?」

とのメールが。

戌の日?!

そういえば、2年前に出産したつんさんが戌の日に腹帯を貰いに行った、という話も聞いたし、そういう習慣があることもきいたことがあるなぁ・・・。
しかも、偶然この日は8月の戌の日で、もともと行くはずだった人形町は水天宮のすぐ隣。
水天宮は、安産祈願で有名な神社だったらしい。(←半蔵門線の元終点駅という認識しかなかった・・・)

実家の母はクリスチャンだし、義母からも戌の日の話題が無かったので、全然頭に無かった!

で、調べてみたら、5ヶ月目に入った最初の戌の日に安産祈願で腹帯を貰いに行くらしい。
・・・もう過ぎてるし。

ただ、こういうものは“縁起物”だし、そういうことをやっておくのも、日本人としてやぶさかではなく、また偶然にも戌の日に人形町に行くということにしていたので、せっかくなので水天宮にも寄って行くことにした。

しかし!!!

検索をかけてみると、戌の日はドえらく混むらしく、これが土曜日にあたったりすると、200〜300人安産祈願で並ぶらしい。
この暑さで無理無理〜!
しかも、神社で岩田帯を買うと4000円、それに御祈祷をしてもらうと+3000円!
高いヨ!

「暑いから、御祈祷とか、いらないよね。」

ってことで、まぁせっかくなのでお守りだけ買って来ようか、ということで、行ってみるだけ行ってみた。

ちなみにウチの母も、東京でわたしを産んでくれているのだけど、安産祈願で戌の日は近所の神社に行っただけだと言っていたし、義母に至っては人形町出身だけど、「戌の日に水天宮が混むなんて、昔は聞いたことが無い!」と言っていた。
わざわざみんなが水天宮まで行くようになったのは、少子化の影響?!

@@@

この日も照りつけるような猛暑。
ちょっと歩くだけで汗だくだく。

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水天宮前交差点
角の交番も神社仕様。


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戌の日は盛り上がるからか、露天まで出ている。
ちょっとした祭りだ。
神社の前では、妊婦用のガードルやコルセットを売る店も!


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めっちゃ小さな神社です。


入って右側は安産祈願の受付コーナー。
左側が本殿。

その間にテントが2つあって、ひとつが妊婦さん用、ひとつが付き添いの家族用。
妊婦さんが一人で来ているケースは殆どなくて、少なくとも御主人連れか、御両親と一緒に3〜4人で来ている人が目立つ。
本殿での祈願は妊婦さんしか入れないので、並んでいる間と祈願の間は、家族は外で待たなくてはならない。
今日みたいな日は暑いよ〜・・・。

この日は“戌の日”だけど“赤口”で、あまりよく無い日らしいのだけど、午前中は良い日、ということで、午前中にお参りをする人が集中した模様だが、聞いていたほど並んではいなかった。(とは言っても、小一時間は並びそうだったかな)
これが大安にぶつかると、3時間待ちの行列ができるらしい。ひゃー!

本殿の前に仔犬と一緒の母犬の像があって、この犬の頭をなでるのも安産祈願の一種らしいのだけど、ここも30分以上の列!

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犬の像の頭をなでる列


「近所の犬の頭をなでておけばいいよね・・・」

ってことで、ここも断念。

いやね、本当にハンパなく暑かったんだって!

結局、お賽銭をしてお祈りをし、お守り(2000円也)を購入して、水天宮を後にした。

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購入したお守り


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中に、御祈祷済みの布が入っていて、
これを手持ちの腹帯に縫い付けると、祈願してもらったのと同様の効果があります、
と書いてあった。
それなら、これでOK!

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香川県にいる弟夫婦からは、小豆島の子安観音の
安産のお守りを頂きました♪


@@@

我々が水天宮に入る時にすれ違った妊婦さんが

「コンセプト勝ちだよね・・・」

と話していた意味が、今ならよくわかる。

普通の神社だと、お正月ぐらいしか大混雑の日は無いけれども、安産祈願の神社だと、1ヶ月に1〜2回は初詣並みに人が来る!しかも、御祈祷に長蛇の列、グッズは飛ぶように売れる。
こういうものは、縁起モノだから、ケチらないしね。
確かに、コンセプト勝ちだわ。

@@@

我々が勝手に“北京版アカチャンホンポ”と呼んでいる「楽友」という、赤ちゃん用品専門店が北京にはあり、事前にここの大きめの支店や旗艦店(←望京なので比較的近い!)まで行き、北京でどの程度のものが入手できるのか、下見をしておいた。
日系のものはピジョンを始め結構入っていて、他にも欧米系、韓国系もあり、細かく選ばなければまぁ、揃うかな?という感じ。

ただ、新生児用品を始め、子供のためのグッズは結構揃っているのに対し、妊婦向けアイテムがとても少ない。

戌の日のことは全く頭に無かったのだけど、腹帯のことは腰痛対策として気になっていて、日本の口コミサイトなどで調べていたのだけど、北京では手に入らない。(わたしの見落としで無ければ・・・)
というか、前々からなんとなくは聞いたことがあったのだけど、これって日本独自の習慣で、諸外国(含む中国)では、妊婦のおなかに布を巻く習慣など無い模様。

「日本の妊婦は腹帯をするから妊娠中毒になりやすい」

と聞いていたけど、確かに中国でも腹帯に相当するものは売っていない(と思う)。

一説に依ると、昔は日本の妊婦は農業をしなければならなかったので、お腹を安定させるために腹帯をしていたが、そんな重労働から解放された現在では、腹帯をする必要は無いのだとか。

一方で、お腹はどんどん張り出してくるわけだし、腰に負担がかかる気はする。
実際に口コミサイトを見てみると、腰痛対策としてサラシではなくて、ガードル的なものでお腹を支えたほうが楽だった、という妊婦さんの意見も多い。

今の段階では、まだ腰痛までには至っていないのだけど、わたしはお腹が大きくなりやすい体質のようで、まだ6カ月なのに、8か月相当のお腹をしている・・・。
このままだと腰痛が怖いので、お腹を下から持ち上げてサポートしてくれるタイプのものを、念のためアカチャンホンポで購入しておいた。


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ふんわり腹帯&サポートベルト
腹帯(妊婦帯)はソフトな腹巻っぽいもの。
これは、秋〜冬にかけての冷え対策のために。
サポートベルトは外を歩く時の腰痛対策のために。

これを買いに行った時も、アカチャンホンポに行ってみると妊婦用品もた〜〜〜っくさん並んでいて、何を買ったらよいのかわからなくなり、途方に暮れていたところ、さすがJPN☆親切な冊子が店内にあるわけよ♪


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「産前用品」「新生児用品」など、シーンに合わせて
揃えておいた方が良いものがイラスト付きで解説されている。
これは便利でした☆


なので、最初にアカチャンホンポに行った日は、これを見ながら店内をうろつき下見をし、会員登録だけをした。
そして、後日、「楽友」のHPで北京で買えるものをチェックした上で、4年前に双子ちゃんを産んでいるショーグンのお姉さんに付き合って頂き、生まれたての段階で揃えておいた方が良いもので、北京では手に入らなさそうなものを一緒に選んでもらった。
(お姉さんから貰えるものと、意外と使わないもの、北京でも買えそうなものを除くと、実際には殆ど買うものは無かった。でも、経験者に同行してもらうと、何を揃えるべきかよくわかり、本当に助かりました!お姉さんに感謝☆デス。)

(略式だけど)安産祈願もしたし、サポートベルトも入手できたので、これで一つまた、目的達成デス☆

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2011年08月16日

母子手帳と母親学級。

今回の一時帰国。
目的の一つが、自治体主催の「母親学級」に参加すること。
なので、帰国日程も、母親学級の日程に合わせて設定をした。

初めての妊娠でわからないことだらけ。
ネットで検索をすればいろいろな便利サイトがあり、殆どの情報を入手することができるのだけど、“検索する事項”そのものを知らなければ、検索をしないので、知らないままのことがたくさんある。

妊娠や育児に関する“定説”は結構変わって行ったりするので、最新の“定説”はこの際にキャッチアップしておきたかったし、なんといっても自治体のイベントは無料♪
無料大好きなので、これは絶対に行っておきたかったのだ。

実際に母子手帳をもらったり、母親学級に参加して、今まで知らなかったことがたくさんあったので、今後、どなたかの役に立つかもしれない(←海外出産か日本国内出産か迷っていらっしゃる方だとか・・・)と思ったことと、自分自身の記録として、ちょっと詳しめに書いておきます。
これは、世田谷区での情報なので、自治体によって違いはあると思いますが、御参考まで。

興味の無い方は、読み飛ばしてね〜。

@@@

母親学級に行く前に、区役所に母子健康手帳を貰いに行った。

普通は妊娠3カ月ぐらいで貰いに行くそうなので、この時期に貰いに来た理由を聞かれるのかな?と思い、出入国スタンプを見せるためにパスポートや、検診を受けている北京の病院の妊娠証明書(←飛行機に乗るために、念のために発行してもらった。今の妊娠周期だと不要なのだけど、“不要な周期”ということの証明が必要・・・と言われたら困るな、と思って。北京→東京では大丈夫だったけど、東京→北京で、成田で母子手帳の提示を求められたという方のお話も聞いていたので。わたしの母子手帳には何も医者の記述が無いので、北京で代わりのものを発行してもらったというわけ。中国に住んでいると、役所対策の“念のため”の自己防衛が過剰になりますね☆)まで持っていったのだけど、窓口に「妊娠届け」のようなものを提出したら、あっさりと何も聞かれずに貰えました。
日本の役所って、優しい♪

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ミッフィーちゃんがついた、可愛い母子健康手帳。
わたしは住民票を入れたままで、国保にも加入しているので、
無料発行してもらえましたが、
住民票が無い場合、購入もできるそうです。
こちら参照。外国語バージョンもあるみたいです)

ほほー。
これがあの“母子手帳”ですか。

中を見ると、子供が7歳になるぐらいまで病歴や予防接種歴なども記入できるようになっていて、なかなか便利にできている。
この母子手帳は、日本独自に発達したものだそうで、海外援助事業の中の一つに、母子健康手帳を定着させる「母と子の健康手帳プロジェクト」という項目もある。
これ1冊があれば、子供の成長のポイントが記録されるわけだから、確かにこれは良い制度だと思う。

くれるのは母子手帳だけかと思ったら、分厚い「母との子の保健バッグ」というセットも同時に渡された。

中を見てみると・・・

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「世田谷区産前・産後歯科健康診査のご案内」
「妊婦超音波検査のごあんない」
「妊婦健康診査のご案内」 

◆「世田谷区産前・産後歯科健康診査のご案内」…歯!海外に住んでいると、歯のトラブルが一番怖いんだよね〜。
海外旅行保険も、歯科は通常保険の範囲外だし。
これを持っていくと、医師会に入っている病院だと検査が無料になるらしい。

早速、すぐに近所の歯医者に行き、無料で検査してもらったところ、歯周病になりかけているってことで、歯の周囲のクリーニングをしてもらった。それは有料(保険の適用内)だったけど、治療にお金をかけるよりは、予防のほうが安く済むからね♪

ちなみに、検査にいった直後に出ていた新聞の記事。


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(クリックすると拡大されます)
※画像が出なかった場合、「前の画像をクリックする」で
画像を一旦移動させ、もう一度戻すと表示されるようになります。


この記事では、静岡県の市立病院での母親学級で歯科の話をするようになったのは2年前から、と書いてあったが、わたしが参加した区の母親学級でも、歯科衛生士さんのお話は、最初の20分間を費やされていた。
その時に、この記事に書いてあることと全く同じく、歯周病と早産や低体重児出産との関連や、虫歯の母子感染について、詳しく説明された。

この記事によると、わたしが貰ったような産前の歯科検診の無料チケットを配布している自治体は増えているらしいが、受診率は2割だとか!勿体ナ〜イ!
日本に住んでいると、いつでも歯科に行けるから「ま、いっか。」と思ってしまうのかしら。

わたしもこの記事に書いてあるのとこれまた同じで、「4ミリ以上の歯周ポケット」があって、そこを歯医者で指摘された。
幸いにも虫歯は無かったけどね☆


◆「妊婦超音波検査のごあんない(出産予定日現在、満35歳以上対象)」・「妊婦健康診査のご案内」・・・妊娠期間中、超音波検診が1回、健康検査に関しては14回も無料になる!!!

はぁ〜・・・。

わたしはこれ、全部北京で有料で受けてますヨ!
仕方ないけどね〜。

妊娠は病気じゃないから保険の適用外、って聞いていたので、海外出産でも同じかと思ったけど、実際には国内だと自治体の補助が結構手厚くあるのね。
このチケットで産前検診が網羅されるわけではないのだろうけれども、でも、経済的にはかなり楽になるわよね〜。
(しかも、今、世田谷区では義務教育の子供の医療は全額無料なんだって!知らなかったわ〜・・・)


▼妊婦健康診査の内容(チケット適用内)
※世田谷区の場合

[初回検査]
問診・体重測定・血圧測定・尿検査(糖・蛋白定性)
血液検査・血液型・貧血・血糖・不規則抗体
梅毒(梅毒血清反応検査)
B型肝炎(HBs抗原検査)
風疹(風疹抗体価検査)

[2回目以降検査項目]
問診・体重測定・血圧測定・尿検査・保健指導
その他検査項目(下記項目から1項目選択)
クラミヅア抗原/C型肝炎 (妊娠初期〜20週)
HTLV−1抗体 (妊娠30週までに)
経膣超音波 (20~26週)
血糖 (28~32週)
血算(貧血) (30週、37週)
B群溶連菌 (妊娠後期)
NST(ノン・ストレス・テスト) (36週〜)


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「さんさんサポート 産前・産後支援事業」
「産後ケア事業」
「お母さん・お父さんになるあなたへ」


◆「さんさんサポート 産前・産後支援事業」・・・「世田谷区にお住まいの産前・産後の子育て家庭」「午前9時〜午後5時のうち2時間」「家事援助または育児補助」「お子様1人につき3回まで」「無料」

◆「産後ケア事業」・・・「世田谷区民」「産後4ヶ月未満で育児不安等がある方」「御家族などからの援助が受けられない方」対象で、“母子のショートステイ(宿泊)”や“母子のデイケア(日帰り)”

こんなことまで自治体がケアしていたとわっ!

都会で一人で子育てをしている人たちが、産後ブルーなどになって子どもへの虐待などを防ぐための事業みたいです。


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「妊婦の不安・子育て心配 子育てベビーガイド」
「事故回避ガイド」
「先天性代謝異常等検査のおしらせ」


◆「妊婦の不安・子育て心配 子育てベビーガイド」・・・TOKYO子育て情報サービスの電話番号案内

◆「事故回避ガイド」…4歳児までの事故回避ガイド

◆「先天性代謝異常等検査のおしらせ」・・・フェニルケトン尿症など先天性代謝異常等の検査。


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「世田谷こそだてコンパス」


◆「世田谷こそだてコンパス」…妊娠から保育、就学準備まで、細かい情報と相談窓口が網羅されている一冊。

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妊婦バッチも入ってました♪
これは、主要駅でももらえるようです。(「たまひよ」みたいな雑誌の付録にもついていた)

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こんなに貰えると思わなかったので、ズッシリ重いバッグの内容にビックリ!

そして、中を見て、更にビックリ!!!

日本って、やっぱりかなりスゴイ社会主義国なんだわ〜と思いました。
ここまで自治体がケアしてくれるのね・・・。

出産本など買わなくても、これで必要な情報はほぼ揃いそう♪

わたしが通っている病院では、こんな親切な情報はぜ〜んぜん貰えないので、むしろ「ケアしすぎでは・・・」と思ってしまうほど!

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ズッシリと重いカバンを抱えて、母親教室へ。

ここでも資料が配布された。

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母親学級のテキスト

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図が多く、妊娠の説明が詳しく書かれています。

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入院時の準備品の説明など。

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働く女性へのフォローもちゃんとされています。


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母親学級は、平日の回は予約不要。
月1シリーズ開催されていて、この日は30人弱の参加だった。
入口で住所を聞かれ、住んでいる地域が近い人同士が同じ班になるように班分けをしてくれる。

午後1時半〜4時までの2時間半の開催で、最初の20分は歯科衛生士さんからの話し、その後は助産師さんからの話。

30人弱の参加者の内、妊娠30週を過ぎている、お腹の大きな妊婦さんの割合が多かった。
あとで、班でのグループワーク時に同じ班の皆さんと話をしてみて、その理由が判明。
殆どの参加者の方が仕事をされていて、産前休暇(産前6週間)に入られてからの参加だったからだ。

お話を聞くと、皆さん、お腹が大きくなってからも時差通勤とは言え電車通勤をされ、最近まで仕事を続けられていた。

助産師さんからの、

「みなさん、妊婦バッチはつけていらっしゃいますか?」

との質問に、

「カバンにつけていても、あんなラッシュじゃ誰も見てないわよね〜。おでこにでも貼って無いと見えない!」

との答えが。

わたしはツワリだった2カ月間ほどは、身体も辛くてダラダラ暮らしていたけど、働いている妊婦さんはそういうわけにもいかなかったんだよな〜、みなさん偉いなぁ・・・と、本当に尊敬しました!

歯科衛生士さんや助産師さんからの、簡潔で実際的な説明もとても役に立ったし、この最後のグループワークで、他の妊婦さんたちと話ができたことは、わたしにとって、とても刺激になった。

いや〜・・・日本の福祉って、やっぱりイイですヨ。
これ、全部無料だからね〜。
利用しなきゃ損って感じ?

母親学級は全2回で、2回目は両親学級で、父親も参加となります。
ショーグンにもいろいろと勉強してもらわなくちゃ☆

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いろいろなジャスミン茶、揃えました♪


posted by ともこ at 23:00| 北京 | Comment(16) | TrackBack(0) | 高齢妊婦ライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月13日

残暑お見舞い、申し上げます♪

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残暑お見舞い、申し上げます。


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御無沙汰をしております!
只今、一時帰国中で、東京で蒸し暑い日々を過ごしています。

今年は北京も蒸し暑いよ・・・と思っていたのですが、東京の湿度は北京の比ぢゃないですね!
日中外出してしまうと、日陰に入っても汗がひかないし、夜も気温が下がらない・・・。
首周りが一日中ベッタベッタで気持ち悪いッス・・・。

帰国前には、今年は東京は節電モードということで、

「電車やホーム、デパートの中も暑い!」
「どこも暗い!」

という声が聞こえていたのですが、北京から東京に来た身には・・・思っていたほど暗くも無いし、(電車の中やデパート・スーパー内は)暑くも無いです♪
今までが、明るすぎて、涼しすぎたんじゃないですかね〜・・・。

・・・ってことで、思ったより快適に、東京ライフを満喫中デス☆


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駅は、ラッシュアワー以外は、一部設備が止まっているのが新鮮。

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・・・というわけで、ちょっとした個人的なお知らせデス。

実は、現在妊娠6カ月目に入っております。

もともと体型を隠せるようなデザインの服ばかりを着ていたおかげで、北京にいる間は、殆どの方は気づかれなかったかと思いますが、それでも、7月に入ってからは、ちょい目立つようになってきていましたね・・・。
今は、隠しようが無いほどの、立派な妊婦腹になっております☆

産婦人科は北京でかかっており、出産も北京で行う予定です。
妊娠期間中の日本滞在は今だけなので、この期間にできることを、滞在期間中にできる限りやっておこうと、自治体主催の母親学級などに、積極的に参加している毎日です。

まぁ、特に隠してもいないのでぶっちゃけますが、ワタシは、1969年(昭和44年)生まれで、現在41歳。産むときには42歳。
正真正銘の高齢妊婦です。
しかも、筋腫合併妊娠で、現時点で8.8×7.1pの筋腫他、いくつか子宮内に筋腫を持っています。

そのため、5ヶ月目に入るまで体調が安定せず、わたし自身も不安な日々を過ごしていたため、今の時期に入るまで、お伝えできなくて、ごめんなさい!
また、イベント系を不参加とさせていただく際にも、「体調不良」としかお伝えできなかった皆様、ごめんなさい。
なんせ高齢なので、体力がガタ落ちし、妊娠という他に、疲労・軽い熱中症なども頻繁に併発していたのも事実なんです。

今は、お腹の子も筋腫より大きくなり、体調も安定し、わたし自身の気分も晴れてきました。

北京に戻りましたら、また体調を見つついろいろな活動を行って行きたいと思いますので、北京の皆さん、また宜しくお願いしますね!

日本ライフもやっと落ち着いてきて、ブログに手がつけられるようになってきましたので、更新再開したいと思います。
北京で出産を考えていらっしゃる方に役立ちそうな情報も、できる限りUPしていきますね。

ではでは、皆様も、熱中症などには御注意くださいね☆

♪ともこ♪

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白茶、入荷いたしました!
2011年新茶(白毫銀針/白牡丹)の他に、
稀少茶である白茶餅茶(円盤型の圧縮茶)
も御用意いたしました!
***詳細は画像をクリックしてください♪***

 
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アンティーク風シノワズリアクセサリーも入荷いたしました☆


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posted by ともこ at 14:00| 北京 🌁| Comment(26) | TrackBack(0) | 高齢妊婦ライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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