アンズって、そのまま生で食べるのはそんなに好きではないのだけど、干したものとかコンポートやムースにしたものは大好き♪
なので、毎年店先で見ると買ってしまう。
2008年は、桂花陳酒で煮て、コンポートに♪
2009年は蒸篭をゲットしたことから、2008年と同じレシピで蒸してコンポートに♪
煮過ぎるとアンズはすぐにとろけて鍋の中で分解してしまうので、ずっと鍋を監視していないといけないが、蒸すとそういう危険性はあまりなかったことから、今年もまずは蒸してみた。
3斤(1.5Kg)10元(約135円)で売っていたアンズを6元分購入。(約1kg)
トマトの湯むきの要領で皮をつるりと剥く。
蒸し器のお湯を湯むきに利用したら便利!
その後、砂糖(150g)をかけた。
多いかな?と思ったけど、思ったほど甘くなく。
この状態で蒸し器で15分蒸した。
今回のアンズは熟れ熟れが多かったので、15分蒸したらかなり柔らかくなってしまったので、この辺はアンズの状態を見て、お好みで。
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コンポートを数個食べたが、全部は消費できなさそう・・・
そこで、今回のアンズがかなり柔らかかったこともあり、傷まない内に加工してしまおうと思い、ミキサーでドロドロ状態にしてしまった。
わたしがいつも買っているのは、この「[草冠+伏][草冠+令](ぶくりょう)ヨーグルト」。
「ぶくりょう」というのは漢方薬の一種で、ヨーグルトの中にちょこっとだけ入っているらしい。「ぶくりょう」には、「血糖値低下作用」「身体の中の水分の流れを良くする利水作用」「胃腸を整え消化機能を高める」「精神を安定させる」等の効能があり、不老長寿の仙人の常用食だったとか。
漢方薬の味なんて全然しないのだけど、このヨーグルトがお値段も安く(4個8元)、味もシンプルで、ちょっと酸っぱめなのが気に入っている。(わたしはだいたいフルーツにヨーグルトをかけて食べているので、甘いマンゴやパパイヤにはこれぐらい酸っぱい方が合うため。)
今回混ぜたのも、このヨーグルト。
そこに、アンズのドロドロを混ぜて、冷蔵庫へ。
これ、以前beixiaojieさんに教えて頂いたマシュマロサラダの応用。
ムースっぽくしたかったのだけど、生クリームは高いし、ゼラチンは面倒くさいので…。
マシュマロが溶けるまで、1日冷蔵庫に寝かせておいた。
翌日食べてみると、マシュマロは溶けきっていないけど、口に含むとトロ〜ンとして、すぐに溶けてしまう。マシュマロの甘さと、アンズとヨーグルトの酸っぱさが程良い感じで、なかなか良い感じのスイーツになった。
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アンズのドロドロが結構できたので、マシュマロを使って他のバージョンにも挑戦。
こちらは、マシュマロを電子レンジで溶かしてみた。
1分やってしまったんだけど、30秒ぐらいで良かったかも。
マシュマロは完全に溶けた。
そこに、アンズのドロドロと、同じくヨーグルトを投入。
マシュマロが熱いので、アンズもチンして温めておき、アンズと“溶かしマシュマロ”が融合したのち、ヨーグルトを投入した。
その後、冷蔵庫で冷やす。
こちらは、かなり理想的なムース♪になった。
スプーンで掬うと形が崩れてしまうぐらいに柔らかいが、マシュマロのふわっとした柔らかさが残っているので、口の中でシュワーっとする。
でも、マシュマロの量が少なかったのか、ムースと言えるほどの硬さにはならなかった。
こちらは、もしや冷凍したらシャーベットになる?と思い、その後冷凍。
凍らせると、硬めのスムージーというか、ちょっとネトっとした食感のシャーベットになった。
これはこれで美味しい。
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今回の結論を出すと、
アンズのドロドロはかなり美味しい♪
砂糖を振って蒸してミキサーで撹拌しただけにしては、スイーツ素材として非常にポテンシャルが高いことが判明した。
今回は横着をしてマシュマロでムース化を狙ってみたが、ちゃんとゼラチンなどを使って調理すれば、かなり本格的な美味しいスイーツができそうな予感。
いや、マシュマロ使用でも、量を調整すればもっと理想的な硬さになると思う。
今回のスイーツ群を無事に消費したら、また何か作ってみようかな。
中国はフルーツが安いから、旬の果物でいろいろとチャレンジできるのが嬉しい☆
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